iPhone標準写真アプリのアルバムにある”読み込み”は自動で作成されるので「なぜこの写真がここに?」と思うことも。
今回は、iPhone標準写真アプリのアルバム「読み込み」にある写真とビデオについて解説。
外部機器から「読み込む」との違いも説明します。
iPhoneの「読み込み」フォルダにある写真とビデオの条件
iPhone標準(純正)の写真アプリには特定の条件に当てはまる写真とビデオを自動抽出するアルバムがいくつかあります。
「ユーティリティ」セクション(iOS18.0及びiOS17以前は「その他」)にある「読み込み」はAirdropで受け取ったりApple製のカメラアダプタで読み込んだ写真とビデオを表示します。
撮影日や保存日ではなく、(Airdropやカメラアダプタ)で読み込んだ日ごとに時系列で並んでいます。
例として、8月18日に撮影した写真を9月4日にAirdropで受け取ります。
受け取ったiPhone側の写真アプリで[読み込み]アルバムを表示します。
「読み込み日:2024年9月4日」に受け取った写真を確認できます。
受け取った写真の撮影日は8月18日のままです。
次に、Apple純正のSDカードカメラリーダーを接続してデジカメで撮った写真をiPhoneで読み込みます。
iPhoneの写真アプリで[読み込み]アルバムを表示すると、SDカードから読み込んだ2枚の写真が「読み込み日:2024年9月4日」として新たに追加されています。
このように「読み込み」は、Airdropやカメラアダプタで読み込むたびに写真やビデオを一覧に表示します。
同じ日に複数回、写真やビデオを読み込んだ場合はその都度グルーピングされます。
写真の「読み込み」と「読み込む」の違い
iOS17以前はApple製のカメラアダプタをiPhoneのコネクタに接続すると写真アプリの「読み込む」タブがあらわれます。
Apple製のカメラアダプタは執筆時点で以下の4種類あります。
カメラアダプタを接続して読み込んだSDカード等にiPhoneの写真やビデオを書き出すことはできません。
iOS18は「読み込む」ではなく、グリッドの下に「デバイス」を表示します。
カメラアダプタを使わずiPhoneのコネクタに直接接続したUSBメモリ等を読み込むには「ファイル」アプリを使用します。
iPhoneの「読み込み」フォルダを削除するには?
写真アプリから「読み込み」を削除することは原則できません。
Airdropやカメラアダプタで読み込んだ写真・ビデオがiPhoneからすべて削除(または非表示)されると、条件に当てはまるデータがなくなるので「ユーティリティ(iOS18.0はその他)」から「読み込み」は消えます。
iOS17以前の場合、条件に合致する写真・ビデオが無い「読み込み」は空のアルバムとなります。
「読み込み」にある写真やビデオを削除すると、iPhoneの写真ライブラリからも削除されるのでご注意ください。